中国人は普段から「你好(こんにちは)、你好(こんにちは)」って言っているイメージが僕にはありました。
ですが、先生から你好(こんにちは)を「毎日」なんて使わないよ!
そう言われちょっと愕然。
よく言うのは
chī le ma
です。
ちょっと疑問に思いましたが、今日はその理由を先生に教えてもらいました。
日本語の挨拶の代表的なもの
日本語であいさつといえば
- おはよう
- こんにちは
- さようなら
- こんばんは
- おやすみ
これは一般的に使いますよね。
ただし、親しい人に使うとしたら?
- おはよう
- おやすみ
かな?
家族に「こんにちは」ってさすがに毎日は言いません。
「どーも」「やぁ」「はい」
こういった簡易的な挨拶もあまりしませんね。
友人にならするかな。
良く考えると日本においても日常的に使う挨拶って結構限られていますね。
▼のような豪華客船で優雅に生活を送っているような人だと、お上品に使うかもしません。
ちょっと偏見は入っていますが、いわゆる「知識人」「上流階級」の人は使う言葉も丁寧でしょうから、家族内で「こんにちは」と使っていても、なんら違和感はないですね。
つまり日本においても「こんにちは」は「一般人がある程度親しい人に日常的に使う言葉」ではないということ。
中国の「食」文化と言葉の使い分け
東アジアは屋台が有名ですが、当然中国も屋台・出店は多いです。
蘇州へビジネスで行ったときなんて、普通に「果物・野菜」をリアカーで引っ張って、交差点で売り捌いているおっちゃんとかいっぱいいましたから。
日本も食文化は強いですが、中国も相当強いですよ。
世界三大料理(中華料理・フランス料理・トルコ料理)っていわれるくらいですから。
その文化の名残が今でも残っていると思ってください。
そして振り返りますと
chī le ma
と良くいうのは、「ごはんを食べた?」の意味合いも強いですが、その言葉の根底には「日常に使う挨拶的要素」が入っているようです。
先生いわく、特に朝食・夕食の時間前後だとよく言われる。
そう言っているので、きちんとご飯にまつわる要素も含まれているようですね。
どこでも「吃了吗?」を使う訳ではない
上で蘇州でのビジネス話をしましたが、ホテルで朝食を食べるときにウェイトレスはこう言います。
zǎo shàng hǎo
当然企業の来客入口から行くときも同じように言われます。
日本だろうが、中国だろうが「礼」という言葉がついて回る場所では、もちろん丁寧な言葉使いになるんですねー。
ところが一転、企業の「従業員入口」から入って警備員の人が挨拶するときは
zǎo
と簡易的に変化します。
人にもよりますが、簡易的になるのは間違いありません。
だって同じ従業員同士ですから。
「吃了吗?」も、どこでもかしこでも使いまくると、きっと中国人ですら違和感でしょう。
ある程度、親近感を持つ人に対して使うべきで、社交の場では時として不適切なんでしょうね。
言葉は場面を選んで使うといいですよ!
身内が「你好」って使ったらどう思う?
先生に聞いてみました。
って思いますよ(笑
だって(笑
そんな気持ちになる位置づけなんですね。
まとめ
外国旅行に行ったりすると、相手の国の文化を知らず、つい教科書通りの言葉の選び方をしてしまいがちです。
根底に「どういった文化があるか?」を知ることで、相手の国の人とより親密になるチャンスが訪れますので、ぜひ覚えおくといいですよ。
中国の企業で一緒に仲良くビジネスをしている中国人がいたら使ってみてください。
chī le ma
お!
なんか、この人良く知ってる!
そう思うかもしれませんね。